今日も好きに生きてます。~37歳スペイン短期留学&周遊→海外旅行初心者ひとり旅の記録

留学ってその気になればいつでも誰でもできるんだね。ってことを体現するブログとして始めましたが、それをきっかけとする海外旅行の記録ブログとして更新していきます。

サン・セバスティアン④~トゥールーズ⑤

1/4朝。

目が覚めた瞬間に思ったことは、なーまーらー腰痛い...。

いやいやいやこれから5時間半バスに乗るというのに...。

そして翌日は飛行機2時間+11時間半+1時間半乗るというのに...。

 

ふとスマホを見ると例の超絶イケメンフランス人から深夜に送信されたワッツアップが。

「らおりごめん。僕体調が悪い。多分インフルエンザだと思う。もし明日になって具合が良くなっていたら会えるけど、でもとりあえず一旦キャンセルしてもいい?僕は本当に君に会いたかったのに...ごめん」

とのこと。

えー!!(T_T)という悲しい気持ちと、腰痛いから会えないと言わなくて済んだほっとした気持ちが混在しました。(笑)

「かわいそうに!大丈夫?私も本当にあなたに会いたかったけど、でもあなたは今日は休むべきと思う。またいつか世界のどこかで会いましょう!早く良くなることを祈ってるよ」

と返信。

おデートの約束をした途端彼はインフル、私はぎっくり腰。何か見えない宇宙の力が働いたようにも思える。(笑)我々は会うべきではないんだきっと。

まーもしかしたら他の女の子とデートの約束したから私との約束はキャンセルしたって説もあるかもしれないけど、そんなことは私は知らなくていいことだ。(笑)

私も本気で腰が痛いし、いいんだいいんだということで前夜のケバブを食べながらパッキングしてチェックアウト。

スペインは日の出が遅いのでまだ薄暗いっていうかむしろ暗い中歩き出しました。

バスセンターに着くと、ちらほら見かける日本人カップル。

なんだろう。後ろ姿ですぐ日本人ってわかるね。ファッションで。

移動に備えてらくちんな格好にしました!っていう感じのユニクロ無彩色+紺またはベージュというどっからどう見ても日本人スタイル。

ちなみに私は自分のファッションは典型的な日本人っぽくないと自負しているのですがどうでしょう?

それでもやっぱり日本人っぽいのかしら。

出発時間ぎりぎりにバス到着。

欧州長距離バス、スーツケースは場所だけ指示されて自分で収納するのが普通ですが、運転手のおじさん私のスーツケース納めてくれた。腰痛いから助かった。

そして自席に向かうと、行きはポルトガルポルトまで行くバスでしたが、帰りもポルトから来るバスだったようで寝ぼけ眼で既に乗車している皆さん多数。

私の席に横になっている女の子がいて、近づいてってスーパー笑顔でガン見したら自席に戻って行きました。

行きと同じ最後列の席に座り、いざ出発かと思いきや、さっきの運転手のおじさんがやけにぴりぴりしながら車内チェック。

空いているからといって本来の席と違う席を占領している人がいるのがよろしくないってことだったと思われ(この後経由する停留所(街)がいくつかあるし、そこで乗ってくる人も絶対いるわけだから、必ずしも空いている席とは限りませんからね。)

自分の席に戻れ!荷物は上の棚に収納しろ!にとどまらず、カップルの女の子、スニーカー履いたまま脚を折り曲げて座席の上にのせてカレシにもたれかかってて、日本じゃお行儀悪いと言われても、こっちじゃ普通に見かける光景なんだけど、運転手のおじさんなまらキレてた。(笑)

足を下ろせ!!!って。

サン・セバスティアン清潔な街だからそういうところも厳しいのか、それともこのおじさんのこだわりなのかはナゾ。

女の子も何でそんなに怒ってんの?みたいな感じだった。(笑)

そんなこんなでバスが出発。40分くらい経ったところでバスが止まってアナウンスが聞こえて、みんなが体勢を整え始めて。

ん?と思ったけど、そうか。行きの時と同じ検問か!

行きの時の同じように国境警察の制服を着たおじさんが乗客をチェックしにくる。

一通り乗客の顔を眺め、一番後ろの私のとこに来て、パスポートを見せなさい。との指示。

世界最強パスポート、ニッポンなわけですのでワタクシはおじさんの目を真っ直ぐ見て堂々とパスポートを提示。

「日本ね...」と言いながらパスポートの写真と私の顔を見比べただけでパスポート返されて終了。

そして前の乗車口に戻る途中中国系の男性にもパスポートを見せろ。と声をかけていて。

それは問題なかったようですが、アフリカ系の男の人が一人乗ってて、その人もパスポートを見せるよう声をかけられてて、パスポート持ってなかったのか、何なのかよくわからないんだけど暫く何か質問されたりしてて、一旦国境警察の人バス降りてなんかどっかに連絡取ったかなんかしてると思ったらまたバスに戻ってきて結局そのアフリカ系の人バス降ろされてたさ!!!

パスポートを持ってなかった?のか、それともあんた何かしたの?!身なりのキレイな方でしたけどね。

行きは顔を見られただけでパスポートの提示は求められなかったけど、帰りは求められたのは、このアフリカ系の人が乗ってたからかな、と。

欧州出身とおぼしき以外の顔の人全員のパスポートチェックしてますよ、アフリカ系の人を差別したりしてるわけではないですよ、のスタンス。

アフリカ系の人の職務質問的なので30分はバス停まってたけど、その人を降ろしてバス出発。

彼はその後どうしたんでしょうね...?

 

行きは既にあたりが暗かったので車窓の景色を楽しむことができなかったのですが、今回は放牧の牛のすぐそばを通りながらで楽しい移動でした。

あの牛さんから美味しいチーズができるのね~。とか考えながら。←食べることばっかり。

腰は痛すぎるので飛行機の時に使ってるトラベルレストを腰のとこに当てながら座りました。本来の使い方とは違うけど、これのおかげで少し楽でした。

景色を見たかったり、腰が痛かったりでほとんど眠らずにトゥールーズ着。

フリックスバス、快適だったな。清潔だし。安いし。

そして私はフランス女子とランチの約束に向かいます。

重たいスーツケースをごろごろ引っ張って市街地まで。

南西部名物アリゴットを食べましょう!ということでこちらのお店。

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アリゴット、正しい発音はアリゴみたいな感じですが、チーズとじゃがいもを混ぜて味付けしてねりねりねりねりしたのがアリゴット。

旨いに決まってる。

しかもこのお兄ちゃんお店の前でねりねりねりねりしてて、なんかこのお兄ちゃんいかにも美味しいもの作ってくれそうじゃない?(笑)


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南西部名物のソーセージと共にいただきます。

チーズ入りいももちと考えていただくとイメージしやすいかも。

私がトゥールーズで唯一完食できた量でした。(笑)美味しかった。

フランス女子に、例の超絶イケメンとのデートの約束からのキャンセルに至るまでの経緯を話し、でもアナタ5人と連絡先交換したんでしょ?彼がダメなら他の男子に連絡してみたら?!というので、いやーそれがさー、誰がどの顔でどの名前だったかわかんなくなっちゃって....と言ったらげらげら笑ってた。(笑)

お店がラストオーダー近かったので、じゃあ出ようかってことになったら↑写真の男の子が「アリガトゴザイマス!!」って。あれ?

スーパーマーケットのレジの男の子に引き続き、彼もまた日本語を勉強しているのだそうです。またしてもなんという巡り合せ。

名前はマルクくん。マルクの正しい発音はムズい。(笑)

トゥールーズにまた来ることが合ったら、行かなきゃいけないお店がまた一つ増えました。 

近くのカフェに移動。

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晦日にフランス女子がウインナーコーヒー飲んでたの思い出して私もデザートがてら。(笑)

後ろの席に日本人が二人座ってた。観光とかじゃなくフランス留学中?の子と、初めて会うフランス駐在の方と思われた。

このテのカフェのカウンターでひとりでコーヒーを飲む男性が結構いて、それだけなのに絵になるのよ。(笑)不思議。

フランスはイケメンが多いね!!とフランス女子に言ったらそう?じゃあスペインは?と聞くのでスペインはそんなにイケメン多くないと思う。と言ったら、じゅあ日本とスペインだったらどっちがイケメン多いと思う?と聞くので悩んだ。

たぶんイケメン率でいうと同じくらい。あとは好みの問題?という割とどうでもいい度高めのガールズトークを繰り広げ、フランス女子は翌日からポルトガルのリゾートに遊びに行くので荷造りしなきゃならないということでお開き。

腰が痛いし、スーツケースは重いし、公共交通機関で空港に向かう気ゼロのワタシ。

タクシーはどこで拾える?って聞いたら、フランス女子トゥールーズでタクシーに乗ったことがないからわかんない。っていうの!えっ。って思ったんだけど、それもそのはず。

道に出て流しのタクシーを拾おうとしたらそもそもタクシーが普段から全然走ってないの!前回タクシーを探そうとしたときは元旦だから走ってないと思ってたけど、元旦とかに限らず全然タクシーがいない。

駅まで行けば客待ちのタクシーが絶対いるよ。と言うんだけどまた15分も歩くのが嫌で暫くタクシー探したんだけど本当にまったく走ってない。

やっと見つけたと思ったら実車だったりね。

結局諦めて駅まで歩いたよ...

フランス女子が私の車で空港まで送ろうか?と言ってくれたけどさすがに私もそこまで厚かましくない。
駅まで戻って無事タクシー乗車。

フランス女子と、また絶対どこかで会って遊ぼうね!!と、ハグしてお別れしました。

彼女がいてくれたおかげで本当ひとり旅では絶対経験できなかったこといっぱい経験できた!!

もし彼女が日本に来たらなまらもてなす。と心に誓う。

 

タクシー28ユーロ。

結構高い。でもいいの。腰痛いし。

空港直結のホテル。フロントの女の子、フライトはどうでしたか?と声をかけてくれて、長いよっていうか私今着いたんじゃなくて明日日本に帰るのよー。って話したり。

ルームキーを貰ってエレベーター待ちのとこで話しかけてきたスタッフのお兄さん?おじさんにトゥールーズは凄く綺麗だったけど思ったより寒かった。って話の流れで腰が超絶痛い。と言ってみたら部屋までスーツケース運んでくれた!

そして後から聞いたらこの人が総支配人でした。総支配人自らアテンドしてくださるなんてありがたや。
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こちらも一泊1万円ちょっと。すごく新しくて清潔で良いホテルでしたよ。

リネンも良かった。

冷蔵庫に一通りの飲み物があって、コーラある!コーラ飲みたいかも!客室冷蔵庫って大体高いけど、きっと3ユーロとかでしょ?それくらいならいいや。と思ってみたら6ユーロ(770円くらい)高っ!!!(笑)飲むのやめました。(笑)

ここでは残り物ケバブを食べシャワーを浴び荷物を整理して眠るのみ。



お部屋についてたドライヤーが物凄い威力だった。

その名もブラック・マンボ。思わず撮った(笑)。
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 翌日早朝便で帰国です。