トゥールーズ③
トゥールーズ3日目。
大晦日です。
こちらはホテルのすぐ近くの噴水。
白鳥と思ってたんだけどよく見たら女体なのね!!今気付いた。(笑)
いつも着いたらホテルのお部屋の写真撮るのにすっかり忘れてました。
そんなに新しいホテルというわけではないけど、ホテルの人とても親切でした。
あとカーテンがイタリア国旗みたいな白×赤×緑だった。フランスだけど。
そして、朝食をつけたつもりがついてなく、でも毎日まともに起きられなかったからむしろ良かった。(笑)
この日は午後デパート集合。
ヘレナがダメならランコムで手を打とうと思って、化粧品見ながら二人を待つ。
ランコムのいいなって思ったマスカラ、これください。って言ったら売り切れ。って言われ、じゃあサンプル置いとくのやめなよ。それともアジア人には売れないってのかい?!っていう被害妄想に陥ったのだけど、この後他のとこで探してもなかった。本当に売り切れだったのね。
そして資生堂の売り場を発見。
スペインでは見かけなかったけどスペインにもあるんだろうか?
ちなみに私が行った時は誰一人資生堂商品見てませんでしたけども。(笑)
その後アクセサリー売り場で日本の友達へのお土産にピアスなどを購入。
すんごい買ってるから二人はびっくりしてたけど、友達によ、と言ったらわかってくれた。
2017年スペインでもこんな感じでお土産にピアス買いまくったのですが、物価が本当に全然違うね。
スペインの倍くらいする。
でもおフランス製と言われると納得しちゃうから不思議。(笑)
自分用にはフランスっぽい2トーンカラーのマフラーを23ユーロくらいで見つけて、これは日本では手に入らなそうな色合いだわ~って思ってお買い上げ。
で、レジに並んでたらおばあちゃんにフランス語で話しかけられる。
全くわからないけど、どうも私の持ってるマフラーがどこに売ってたか聞いてるっぽい?と思ったら後ろに並んでたおばさんが代わりに答えてくれました。
にしても、このおばあちゃんにしてもホテルとかでも、フランスで声をかけられるとき、「マダム」と呼ばれるので、いや私「マドモアゼル」ですけど!!ってもやっとしてたんだけど(笑)。
フランス女子がいうには、最近はあんまりマドモアゼルって言葉は不適切なんじゃないかっていう世論でみんなマダムって呼ぶのが一般的らしいです。
じゃあいいや。←
その後オサレなティールームでお茶。
左の紅茶はトゥールーズ名物のスミレの香りつき。
そしてケーキがまたデカい。(笑)
またしても完食できず。美味しいんだけどね。本当美味しいんだけどね。
ちょっと甘すぎる。そして量が多すぎる。
フランス女子も同じケーキ頼んでたけど、飲み物はウインナーコーヒーって今も言うのか知らないけど、生クリームてんこ盛りのコーヒー頼んでた。
生クリームてんこ盛り×このケーキって甘すぎない???って聞いたら「全然!」だそうです。(笑)
ちなみにスイス女子はグルテンフリーなので紅茶のみ。
グルテンフリーのお店を探すのが難しい地域もあるから、常にグルテンフリーのビスケットみたいなのを持ち歩いているのだそう。
そして、おもむろに始まるカウントダウン。(笑)
日本時間ではフランスより8時間早く年が明けますので、16時ちょうどに「フェリース・アニョ・ヌエボ!!」って言いだすフランス女子とスイス女子。
日本ではなんていうの?って聞くから「あけましておめでとうございます」よ。
と教えて、フランス女子は丸一日練習してました。(笑)
ちなみにこちらはそのオサレティールームのメニューなんですけど。
日本茶だけで1ページあったよ。
なかなかアバンギャルドにアレンジされてそうだけど。(笑)
ところでオーギュスタン美術館、今ならまだ時間間に合うけど行く?って言われたけど、私今動きたくない。(笑)
今回の旅の目的はあなた達に会うことだから、美術館には行けなくてもいいのよ!!ってことになった。
何かちょっとした食料品的なものを買いたいってスイス女子が言いだし、それは私も全く切実に感じていたことなので大賛成。
日本みたいにコンビニとかなくて、それっぽいホテル近くのお店はクリスマス休暇でお休みで水1本買えずにいたのです....。(トゥールーズは水道水飲めるっぽいんだけど、でも。ねぇ?)
で、またしてもデパートに戻り、地下の食料品売り場へ。
大晦日、明日はこのデパートも休みになるし、食料品売り場は大量の人でごった返していました。
私は水2本、オランジーナ、レッドブル、明日の朝ごはん用のラップサンドみたいなのをかごに入れてレジへ。
最初並んだレジが品数最少用な気がして、何個までオッケーなのかわかんないし怒られたくない!って思って他のレジに移動。
メガネのカワイイ若い男の子がレジ担当。
自分の番になって、ボンジュールってカゴから商品出して並べてたら、そのレジのメガネの男の子が
「日本人の方ですか?」
ってめちゃくちゃ流暢な日本語で言うじゃないですか!!
はい。そうです!!え、どうして...。
「なんか、日本人っぽいかなーと思って...」
えっ何でそんな日本語上手なんですか?
「ありがとうございます。でもまだまだです。僕は日本語3年間勉強していて、去年1年間大阪に住んでいました」
だそうです。(笑)
なんという巡り合せ。(笑)『謙遜』という文化についてもよくご存知で。(笑)
トゥールーズはアジアの人少ないですよね?と聞いたらそうですね。日本人は少ないかも。でも中国の人は結構います。だそうです。
お会計を終え、トゥールーズを楽しんでください!と声をかけていただきお別れしました。
レジが長蛇の列でなければ名前とか聞きだすところなんですけどね。←
人でごった返してる内に二人とはぐれてしまったんだけど、買い物したものが重かったし、私一回ホテルに戻るねーってワッツアップ送信。
で。夜はと言えば。
前日2軒目に行ったお店での欧州女子たちとの会話の中で、カウチサーフィンなるアプリの存在を知らされる。
旅行先で泊まるところを探している旅行者に自宅の部屋を提供するサービス、AIRBNBと違うのは、airbnbみたいに宿泊代金のやり取りがなく、勉強中の言語を練習する為だったり、他の文化を知るきっかけになったりというのを対価として、寝る場所、シャワー、食事を提供したりされたりというもののようです。
泊めた外国人と知り合いになって、逆に自分がその国を旅する時に泊めてもらう、とかの利点があるのはわかるけど、旅行先で現地のお宅にタダで泊めてもらうとかビビるし、逆に自分ちに見知らぬ旅行者を泊めるとか私なら絶対無理ですけど!!(笑)っていうか日本人は大抵ムリじゃない?そのアプリは日本ではきっと普及しないよ。と言ってみたら、じゃあ見てみましょう!って札幌で探したら普通にいっぱい使ってる人いた。(笑)
まあね。よっぽど広い家に住んでるとかならアリかな。
二人はそのカウチサーフィンを使っていて、自宅に旅行者を泊めたことがあるんだそうな。
そしてスイス女子は以前自宅に泊めたチリ人の男の子と今いい感じとか。
という若干出会い的要素も含まれている感じもある。
ともあれそのカウチサーフィンのトゥールーズユーザーが自宅でのカウントダウンパーティーを企画して、それに行こう!!っていうことになっておりました。
なんだかよくわからないけど面白そうね。ということで参加。
私はユーザーじゃないし、しかもそのイベント自体既に満席になってるから大丈夫かな?って言ってたけど実際行ってみたら全然歓迎してくれました。
参加料とかはなくて、ただ飲み物と食べ物を何か持参すること。という決まり。
既に二人がビールとシャンパンとスナック、あとニンジンをカットしてディップソースも作って野菜スティック的なものを家から準備して来てくれてた。私何もしてない。(笑)
全部で50人くらい人がいたと思う。
テーブルの上に食べ物飲み物たくさんあって、そしてイケメンがいっぱいいた。
イケメンじゃない人もいたけど(笑)、でもとにかく目まぐるしくいろんな男子に話しかけられる。
私はフランス語話せないので、スペイン語話せる人とはスペイン語で、スペイン語話せない人も英語でなんとかコミュニケーションを取ろうとしてくれる。
23:59になって一番広い場所の天井にプロジェクターで映された時刻を観ながらカウントダウン。
私はフランス語わかんないからカウントダウンできなかったけど。(笑)
24時になったらみんなボナネー!!って言ってフランス女子が持ってきたシャンパンを空けて大騒ぎ。
24時のあと、ボナネー!(ボン・アネであけおめ的な意味のようです。)って言って両頬にベソという習慣があるのを知らなくて、いちばん最初にそれをイケメンにされた時ちょっと面食らった。けど、その後は自分の好みのイケメンに自分からそれをやりに行きました。(笑)
トイレがキッチンの奥にあって、キッチンは人いっぱいいて、トイレに並ぼうとしたら、今トイレは故障してるからみんなキッチンでオシッコしてるよ。君もやらなきゃ!!とかいやいや絶対ウソでしょそれ。(笑)
本当海外ドラマで観るようなホームパーティーがそのまま繰り広げられていました。
あまりに男子たちが代わる代わる話しかけに来るので、アジア人がそんなに珍しいのか?と思ったけどアジアの別の国の女の子(しかも彼女はフランス語話せる)はとっても暇そうにしてたので(笑)、信頼のジャパンクォリティだわー。(笑)
全員が全員私を口説こうってわけじゃなく、日本と言う国そのものが好き。ジャパニメーションが好き。って人の方が多かったと思うけど、それにしても日本ってやっぱり特別な国なんだな、と。その偉大さを知る。
で。24時を過ぎてからだけど、一人超絶イケメンが現れて!!
やけに目が合うし、視界に入る位置に常にいるな。でも女連れ???
2時くらいに友達の欧州女子たちがどっか踊るとこに繰り出そう!と言いだすのだけど、引き続き「ヘーイ日本人なんだって?」といろんな人に自己紹介されるジャパン・クオリティ。
何だったら残りたい位でしたけど(笑)、最後にその例の超絶イケメンと話せたの!
女友達二人と一緒に来たっていうからカノジョ?と聞いたら違う!と。
で、番号交換にこぎつける。←
まあ番号交換したのはこの超絶イケメンだけじゃないんですけど。(笑)
後ろ髪をひかれつつ近くのディスコテカへ。
あとは主にレゲトン。
ここも物凄い人でごった返してて、すんごい暑かった。
またここでもコロンビア人の男の子とフランス人の男の子に話しかけられて一緒に踊るジャパンクォリティ。
だけど結構酔っぱらっていたし、私は翌日バスでスペインに移動だし、欧州女子たちに付き合っていたら何時に帰れるかわからないということを知っている私は、1時間もしない内に先に帰ることにしました。
店を出たら出たでまた道行く男子がボナネー!って挨拶してくるので挨拶し返したら、ベソはナシかい?と言うのでベソし返したらどこから来たの?名前は?電話番号教えて、と始まるアフリカ系の男子二人。
これはあんまり冷たくすると逆にキケンに身を晒すことになると判断できる39歳なので、にこやかに応対して暫く同じ道だったんだけど、ホテルと逆方向に歩いてることに気付く。
グーグルマップさまさま。
道を戻ってまた別のアフリカ系男子が話しかけてくる。これからどこに行くの?というからホテルに戻るよと言ったらホテルの部屋に一緒に行ってもいい?とか言いだすやつ。(笑)
声をかけてくれてとっても光栄だけどごめんなさいね。とスペイン語で丁重にお断りしてホテルまでたどり着きました。
道を間違えたせいで30分くらいかかったと思う。
海外で夜中にひとり歩きなど自分でもどうかと思うけど、この日は新年だから道にまだまだたくさん人がいたから許される、と思っている。
それにしても未だかつて私みたいな蓮っ葉BBAがこんなにたくさんの男子にちやほやしていただいたことなんて一度もありません。
しかも気付いたけどこの夜私一円もお金使ってない。
お金使わなくても蓮っ葉でもBBAでもイケメンがちやほやしてくれる国フランス。
もうトゥールーズに引っ越したい。って思った。(笑)
つづく!!