どんなに頑張っても「普通」にはなれない。
前回の記事に書いたいきさつについて、最後の方を端折りましたので、その辺について本日は書こうと思います。
いつか留学行けたらいいな→再来年行けたらいいな→いや私は来年スペインに留学する!!
に移り変わるまで。
30代で留学する人ってどのくらいいるんだろうか?と思ってネットでいろいろと検索してみましたら、実際は本当にたくさんの人が留学してらっしゃるということを知りました。
なんだー30代で留学って別に珍しくもなんともないんじゃん!と、思いきや、そういう方のブログをそれぞれじっくり拝見しますと、30代で留学する方の多くが、学生時代にも留学経験あり。
留学経験はなくても、趣味でしょっちゅう海外旅行に行っていて、満を持しての留学という方も多数。
あとは成績優秀で海外の大学院までに進んで勉強を続けてらっしゃる方等。
前回の記事にも書きました通り、私自身は学生時代に留学経験はなく、海外旅行も学校の研修旅行でハワイに1回行っただけ、そしてもちろん全く高学歴でもありません。
30代で留学は特に珍しくないけど、私みたいなタイプの人間が30代で留学することは珍しいのかもしれない。という結論に。
留学留学って騒いでるけど、実際は今の生活から逃げ出したいだけなんじゃない?
このまま今の会社に定年まで勤めれば安定した生活が送れるし、正社員の職を辞してまでやることなのだろうか?
ましてや自分自身特別技術職というわけでも資格職というわけでもないのに、留学から帰ってきて職探ししても良い勤め先は見つからないかもしれない。
スペイン語を話せるようになったからって、日本の地方都市においてはボランティアの需要すらない言語なのに、わざわざ留学に行く意味って?
単なる中年の危機?焦燥感?
そんな風に自問する日々が続きました。
しかし、そんなことをひっくるめて、それでも今留学することに価値がある、と思ったのです。
言語を学ぶことに年齢は全く関係ないから、定年後に留学することは十分可能だけど、その頃には脚が痛いとか腰が痛いとか、持病がどうとかでもう体力も気力もない可能性もある。
極端なことを言うと、帰ってから良い会社に就職できなくて貧しい生活を送ることになったとしても、それでもスペインに留学したっていう思い出(言い換えると誇り)があれば生きていける!と思ったのです。
「普通」になりたくていろいろ頑張ってきたけど、私は「普通」にはなれない。
かといって、実はとても気が小さいので破天荒なこともできない。
日本ではみんなと同じであることが素晴らしいという社会の刷り込みがあるけど、私はみんなとはちょっと違うことをしながら自分らしく生きて行こうと思うのです。