今日も好きに生きてます。~37歳スペイン短期留学&周遊→海外旅行初心者ひとり旅の記録

留学ってその気になればいつでも誰でもできるんだね。ってことを体現するブログとして始めましたが、それをきっかけとする海外旅行の記録ブログとして更新していきます。

寮に住もうと思ったら。

今年の夏にスペインに留学しますが、私が留学について具体的に動き出したのは昨年11月でしたので、短期留学としてはかなり早い段階でした。

地域と学校を決めて、住むところは大学学生寮に!と、したはずが、エージェントから学校へ夏の寮の空きを調べてもらったところ、寮側からそんな先のことはわからない、との回答。(笑)

夏はスペインの大学に通う学生も自分の故郷や自分の国に帰るので、空きは出るはずだけど、今の段階ではわからない。

(プラス、おそらく入寮の申込みも、提携する大学の学生が優先されるんだと思う)

まーそりゃそうか...。

空きが出るかどうかわかるまで気長に待とうと思っていたけど、AIR BnBという選択肢もある、ということを教えてもらいました。

いわゆる民泊です。

見知らぬ人のお宅に泊めてもらう、っていうのだとホームステイと変わらないけど、「まるまる貸切」と呼ばれる、家具やおおよその生活必需品が備えられているマンションの一室をオーナーさんがまるごと貸し出してくれるっていうのがありまして。

すっかり寮に住む気で、送られてきた写真を手掛かりに寮の住所を調べ上げ(←(笑))、グーグルマップで寮の周りにあるバルの情報を見ながらうっとりしていた私は、最初はえー寮がいいよー。と思ったのですが。

調べてみるととっても良い場所に「まるまる貸切」できるお部屋があり、寮は食事やリネン交換&清掃などが入ってる分かなり¥お高いけど、AIR BnBのそのお部屋は寮に比べたらずっと安くて、自炊も可能。

見てる内にこっちでもいんじゃね?!という気分になりました。

ただ、その場合は学校経由の手配ではなく、私個人がAIR BnBの申込をすることになるので、何か起きても学校もエージェントもアテにはできない。という...。

1週間くらい悩んだけど、寮の空きが出るまで待って、いざ寮に入れない!なんてことになって、焦って住むところを探しても今注目してるそのお部屋はもう埋まってるかもしれないし...。

というわけで結局、寮ではなくAIR BnBで申込することにしました。

まずはパスポートを更新するところから開始。

(18年前、学校の研修旅行でハワイに行くために10代の頃に作った5年のパスポートは、以降一度も使いませんでしたので(^_^;))

そして、何かトラブルが起きても今の自分のスペイン語力では解決できない!!となったので、数年ぶりにスペイン語の先生を付けました。

そしてオーナーさんへのご挨拶のメールの文言を作って、先生に添削してもらって、いざ申込。

長期の宿泊の場合は最初の30日分を先払い、その分に関してはキャンセルポリシー100%なので、これを申込してカード情報を入力したらもう引き返せない!!!って、かなりドキドキしながらクリックしました(笑)。

(※実際の宿泊開始日の翌日まで代金はAIR BnBが預かり、その後オーナーに支払われるという仕組みのようです。)

怪しい日本人になんかお部屋貸したくない!とかなったら悲しいな...って思ってたけど、OKしていただけました。

というわけでスペイン一人暮らし決定。

留学に関する費用で一番最初に払ったのがこのお金です。

写真ではとっても素敵なお部屋だけど、実際はどうですかね?(笑)

写真じゃこんなにステキだったのに実際は...ってことは絶対あると思うけど、そういうのも愉しめるくらいの余裕で滞在したい所存でございます。

 

 

 

地域、そして学校の選定。

留学する、となればまずは何はなくとも学校探しですよね。

日本のスペイン語留学エージェント最大手と思しき某社に資料請求して、それが届くまでの間、ネットでいろいろ検索しておりました。

ランゲージコース・ネット

↑ここでいろいろ見てたんですが、最初はスペインだけでなく、中南米も留学先として考えておりました。だってそもそもサルサが好きだからスペイン語やってるわけですし...。

でもスペインに比べて全体的に授業料が少し¥お高い?のと、遠いのと、あとはスペインは財布スられるくらいで済んでも、中南米は命の危険が大ということでやはりスペインを留学先に決めました。(今思えばヨーロッパはヨーロッパでテロ遭遇のリスクは高いですが。)

スペインに決めたといっても、じゃあどの街に?

田舎育ちですから、あんまり都会だと毎日疲弊しそうという理由で最初からマドリッドバルセロナは候補から外して考えており、それ以外の街で↑に載ってる多分全部の学校のレビュー見たと思う(笑)。

で、目に留まった学校が二つ。

一つはバレンシア、一つはグラナダ

どちらの学校も他の学校とは一線を画す個性的な特徴を持っており、尚且つレビューも高評価。

どっちにするか、または両方行っちゃう?!と考えつつ、宿泊施設の条件に注目。

一人暮らし歴19年のワタクシですから、たまに実家帰った時ですら居心地の悪さを感じるくらいなので、まさか今更知らない人と住めるわけない。というわけでホームステイは却下。

(しかもスペインの場合は、「ホームステイ」と聞いてイメージされるような、家族みんなが自分一人を歓迎してくれて、もう第二の家族なの!!みたいなあたたかい感じとかじゃないようです。一人のおばあちゃんが複数人の生徒の炊事・洗濯・掃除を請け負っているだけで、特に会話とかはなく、ファミリー感ゼロ。みたいな。←これもランゲージコースネットのレビューを見て知った情報です。もちろん中にはこれぞホームステイ!みたいなステキなとこもあるみたいですけど、ホームステイ先は自分で選べるわけじゃありませんから、当たり外れがデカい。)

そして、同じ理由でシェアアパートも却下。ホームステイ同様、良い同居人に当たればいいですが、そうでない場合は過酷な留学期間になる...。

あとの選択肢として、バレンシアの方は大学学生寮というのがあって、部屋にトイレもシャワーもあって、食事は食堂にて、ジムもあって、週に数回掃除やリネンの交換もあるってことで、これいーじゃん!!

もちろんホームステイやシェアアパートに比べるとかなり¥高いのですが、私向けだな!!となりました。

グラナダの学校では宿泊施設の選択肢の中に学生寮はなく、プライベートアパートの選択肢はあるけど、更に¥お高いというわけで、この時点でバレンシアの学校に大きく気持ちが傾きました。

ランゲージコース・ネットから、学校への申込みも可能なのですが、全く海外慣れしてないワタシなのにこんなただネットでつらーっと見ただけで決めちゃうのは不安だな...となりまして。

で、この学校に申込みできる他のエージェントを探して、そちらに見積依頼。

そうこうしてる内に、最大手エージェントからの資料到着。

でも、この最大手のとこは、提携してるいくつかの学校があってそこを推したいというのが強いと感じ、でも私が興味を持ってる学校はその対象には入ってなかったので、最大手のとこに依頼するのはやめました。(実際には推してる以外の学校の紹介も大丈夫みたいですが、なんとなく....)

「留学エージェントは自分たちの手数料載せて請求してくるから、学校に直接申込みした方がいい」なんて話をよくネット上でも目にしましたが、実際には違うと思うんですよ。

少なくとも私が行く学校に関しては、エージェントから見積取ったけど、学校のHPに載ってるのとおんなじ金額だし。

もちろんエージェントは学校から紹介料は貰うわけですけど、それを利用者に負担させてるわけではないので、直接学校に申し込むより、エージェントを通した方が日本語でサポートも受けられて安心と思います!!

というわけで私はエージェントを通して申込みし、この学校に行くことにしました!!!

 

 

どんなに頑張っても「普通」にはなれない。

前回の記事に書いたいきさつについて、最後の方を端折りましたので、その辺について本日は書こうと思います。

 

いつか留学行けたらいいな→再来年行けたらいいな→いや私は来年スペインに留学する!!

に移り変わるまで。

 

30代で留学する人ってどのくらいいるんだろうか?と思ってネットでいろいろと検索してみましたら、実際は本当にたくさんの人が留学してらっしゃるということを知りました。

なんだー30代で留学って別に珍しくもなんともないんじゃん!と、思いきや、そういう方のブログをそれぞれじっくり拝見しますと、30代で留学する方の多くが、学生時代にも留学経験あり。

留学経験はなくても、趣味でしょっちゅう海外旅行に行っていて、満を持しての留学という方も多数。

あとは成績優秀で海外の大学院までに進んで勉強を続けてらっしゃる方等。

 

前回の記事にも書きました通り、私自身は学生時代に留学経験はなく、海外旅行も学校の研修旅行でハワイに1回行っただけ、そしてもちろん全く高学歴でもありません。

30代で留学は特に珍しくないけど、私みたいなタイプの人間が30代で留学することは珍しいのかもしれない。という結論に。

留学留学って騒いでるけど、実際は今の生活から逃げ出したいだけなんじゃない?

このまま今の会社に定年まで勤めれば安定した生活が送れるし、正社員の職を辞してまでやることなのだろうか?

 ましてや自分自身特別技術職というわけでも資格職というわけでもないのに、留学から帰ってきて職探ししても良い勤め先は見つからないかもしれない。

スペイン語を話せるようになったからって、日本の地方都市においてはボランティアの需要すらない言語なのに、わざわざ留学に行く意味って?

単なる中年の危機?焦燥感?

そんな風に自問する日々が続きました。

 

しかし、そんなことをひっくるめて、それでも今留学することに価値がある、と思ったのです。

言語を学ぶことに年齢は全く関係ないから、定年後に留学することは十分可能だけど、その頃には脚が痛いとか腰が痛いとか、持病がどうとかでもう体力も気力もない可能性もある。

極端なことを言うと、帰ってから良い会社に就職できなくて貧しい生活を送ることになったとしても、それでもスペインに留学したっていう思い出(言い換えると誇り)があれば生きていける!と思ったのです。

 

「普通」になりたくていろいろ頑張ってきたけど、私は「普通」にはなれない。

かといって、実はとても気が小さいので破天荒なこともできない。

日本ではみんなと同じであることが素晴らしいという社会の刷り込みがあるけど、私はみんなとはちょっと違うことをしながら自分らしく生きて行こうと思うのです。

 

いきさつ。

37歳の日本人女性というと、結婚して子供を産んで家庭を築いている方が多いと思うのですが、かくいうワタシは、子供を産んで育てたいと思ったことがこれまでに一度もないのです。

ただ、結婚はしてみたいという好奇心は持っておりました。

振り返ってみると、学生の頃を含めたら、私は20年も「出会い」を頑張ってきたな、と。

しかしそれだけ頑張ったけど、ことごとくろくでもない男にしか出会わなかった。(笑)

(おそらく相手の方もワタシのことをろくでもない女と思っていたのかもしれないということは言わずもがな。)

20年も頑張った自分を誉めてあげると同時に、20年も頑張ったのにこのザマということはもう手詰まりなんだろうと考えるに至りました。

私は子供を産みたいわけではないから、そういう意味では年齢的なリミットは気にしなくてもいいし、もう世間の価値観を押し付けられることにも疲れた。

だから、もう「出会い」を頑張ることはやめよう、と決めたのが2016年の秋あたり。

普段自分の生活の中で誰かと出会うことはあるはあるだろうし、それはそれでいい。

決して恋愛とか結婚をすっぱりやめます!!と言うのではなくて、ただ出会う為に友達に紹介を頼む、とか、出会う為に夜な夜な街に繰り出す、とかはもうやめようと決めたのです。

 

そう決めてからは「やるべきこと」「やりたいこと」の取捨選択がシンプルになったように思います。

そして、その「やりたいこと」の中に「留学」と言う言葉が浮かぶようになります。

いつか留学とか行けたらいいのになーと空想することは、スペイン語の勉強をはじめた頃からありました。

留学というと、学生時代にやるもの、というイメージがあるけど、学生時代のワタシにはそんな選択肢はなかった。

家は貧しかったですし、たいして成績が良かったわけでもなく、所属するコミュニティにもそういう人はいなかったから、留学というのは恵まれた環境で育った一部の特別な人がすることというイメージがありました。

 だけど、大人になってから留学する人もいるというのを知って、へー私もいつか行けたらいいなーと考えては、いや、そんなお金はない。そして行くならそんなに会社休めるわけないから、会社を辞めるしかない。そんなのムリだ。でも行ってみたい。いやムリだ。でも....を、ループしておりました。

だけど、出会い頑張るのやめますと自分に宣言してから、なんとなく留学を具体的に調べるようになり、そしてちょうどそんなタイミングで、N○Kのスペイン語講座でナビゲーターの平岳大さんがサン・セバスティアンスペイン語学校を訪れているのを目にして、ぐっと背中を押されます。

そこで、期間は1週間でも1ヶ月でも、留学することは可能ということを知り、真剣にグーグル検索。

最初はいつか行けたらいいなーと思いながら調べてたけど、途中から再来年とか行けたらいいなーと考えるようになり、留学エージェントに資料請求してからは、私は来年スペインに留学する!!!と、なりました。

 

以上が留学を決めるまでのいきさつでございます。

これまでにこういう冒険的なこと一度もしたことがないし、人生も折り返し地点ですから、こういう無謀なこと一度はやっておきたいと思ったのです。

 

何から書きはじめればいいやら。

なんかダンスを習いたい!!から、20代後半でサルサをはじめ。

生来のオタク気質から自分サルサCDを作ってみたことに端を発し、なぜかサルサDJに。

サルサDJなのに歌詞の意味が全然わからないっていうか読めないのもあるってどうなの?

から、スペイン語を始めました。

最初はカルチャーセンターのスペイン語講座

そして個人で教えてる先生。

その後は語学スクールに。

このあたりで西検4級を取得。

受検することを先生に言わずに、こっそり4級の勉強をして合格したという理由で、語学スクールには通わなくなり。

しかし独学ではその後の3級のハードルは高すぎた...。

そしてスペイン語の能力は足踏み状態というか学んでいたことをどんどん忘れていっていたこの数年。

でもやめてはいなかった。

2016年10月から半年、復習の意味を込めて放送大学スペイン語科目履修生になり、そして2016年の37歳の誕生日を過ぎた頃、留学してみっか!!と思い至りました。

 

このブログでは、留学に至るまでの経緯やぼやき、留学準備、そして実際の留学生活→スペイン周遊について綴りたいと思っております。

よろしくお願いします。