マドリッド③っていうか日帰りトレド
前日窓を開けて外出して、その間に蚊が出て行ってくれることを願っていましたが、出て行ってくれなかった...。
またしても蚊に襲われる夜でしたが、しかし顔周りに寄ってくる回数が減った。
敵は確実に弱っている...。(笑)
が、問題は一度も姿を見ていないということなのです。くそぅ。
と、思ったら朝洗面台の下のとこにいるのを発見!!!!
スリッパで遂に仕留めました。3日連続の蚊との攻防終焉です。
後から左手を刺されていることに気づきましたけどね...。
スペインに一日しかいられないならトレドに行け、という言葉があるらしいです。
マドリッドで美術館に行くよりは、トレドかなー?
でもあんまり遠いんならダルいよなーってRENFEのアプリで調べたら、スペイン高速鉄道AVEで35分。
往復券が取れるようになってて、片道10.5ユーロ(この時のレートで1400円位)でした。
1時間以上かかるとかならだるいけど、35分なら全然いっか!!というわけでこの日は丸一日トレド観光です。
ホテルはアトーチャ駅から近くを取ってましたが、アトーチャ駅の前がロータリーになってて、目の前に駅があるのにすごく迂回して横断歩道を渡らないとアトーチャ駅に行けないことを知る。
手前に地下鉄の駅があったので、きっと地下は繋がっててこっからAVEの乗り場に行けるんじゃない?って降りたけど、地下鉄の改札があるだけで行き止まりだった(笑)。
札幌感覚は通用しないようです(笑)。
地上に戻って結局迂回して駅へ。
スペインに到着した2か月前の記憶を呼び起こしながらなんとか乗り場まで。
クエンカ行の切符買えないとかチケット画面読み込んでもらえないとかいろいろあったなーって回想しました。(笑)
そんな経験を踏まえ、AVEもこれで4回目ですから、そんなにキョドることもなくAVE乗車。
ひとり席に当たって快適な35分間でトレドに到着。
こじんまりしたかわいい駅舎。
10月頭にも関わらず既に30度超えのトレド。雲一つない良いお天気です。
駅から街の中心部ソゴドベル広場までは歩けないこともないけど、坂が多いからタクシーで行くのがいい、とガイドブックに書いてあったので、素直に従います。
着いたらもう観光客で溢れかえる広場。
この日は月曜でしたけど、街の人の3倍くらい観光客が来てるんじゃないですかね。
珍しく私は観光案内所に寄って地図をゲット。
まー結局あんまり観ないんだけど、フリーWIFIスポットが表示されてるのは良かった。
狭い石畳の路地を歩きながらお土産物屋さんへ。
サラゴサで苦労して下した現金が150ユーロ以上残ってたから、使ってしまおうという算段です。
使い切れるかなー?とか思ってたけど、お金ってすぐなくなるね。(笑)
マドリッドのホテルは朝食の用意がないホテルだったので、朝は前日にデパートで買ったクロワッサンだけだったのでお腹が空いた。
早速どっかテキトーにレストランに入ろうとしたら、時間がまだ12時くらいだったので、開いてる店はあるにはあるけど、おつまみ以外の食べ物の提供は13時半以降みたいなとこが多くて、やっと見つけて入ったお店。
チェックのクロスが田舎感出してます。(笑)
そして、この店のグラスは、冷蔵庫じゃなく冷凍庫で冷やされてたものだった!!
日本の居酒屋を思い出してちょっとほっこり。(笑)
トレド名物って何があるんだろう?と見たら、ペルディス、日本語でヤマウズラが有名なんだそうです。
ジビエ!!ほーそりゃー是非食べなきゃ!!というわけで来たのがこちら。
うーんと、ヤマウズラっていうくらいだから鶏肉で、しかしこの調理だと、あんまり鶏肉との違いがわからないというか、もっとちゃんとしたお店で食べるべきだったかも。(笑)
決してまずいとかではないんですが、ヤマウズラの素材の持ち味生かせてない感じ?(笑)
勿体ない食べ方に思えました。
そうはいってもお腹空いてたのでもくもくと食べてたら、突然ぼたぼたぼたっと上から水滴が!!!
エアコンから水が滴り落ちて私のテーブルを濡らす。
それだけならいいけど、落ちた時のしぶきが料理に入るんですけど!(笑)
おさまる気配もないから、カマレロを呼び止めて、
あのね、私テーブル変えてもいい?とエアコンを指さしてみたら。
おーぺるどん!!
って言ったの!
謝った!
スペイン人謝った!(笑)
久しぶりにスペイン人が謝ったのを聞いたのでちょっと感動した(笑)。
それにしてもどこに行っても何かしらのトラブルには遭うね。(笑)
トレドの観光客があまりにも多すぎてぐったり。
アイスクリームを買って、食べながら城壁が見える方に歩き出しました。
このブログに載せてる全ての写真群は一切加工してないんですよ。
実際に本当にこんなに空が青いんです。
城壁と青空ってイイ。
ここは別に地図に載ってるとかの場所じゃなく、でも散策してる中で見つけました。
良いスポットを見つけた!!と我ながら思った。
気温32度。
帰りまでまだまだ時間があるし、あえてよくわかんない道に入ってみたり探検しました。楽しかった。
でもほんっとーにアジア人ツアー観光客が多すぎる...。
シエスタ時間帯の少し空いているであろう時間を見計らってカテドラルへ。
チケットは入口の向かいの店で買うようになってました。
こちらがトレドのカテドラルの中でもっとも価値ある純銀製の聖体顕示台。
金箔や本物の宝石が貼られていて、聖体祭の時だけ運び出してお披露目されるんだそうです。
エルグレコの聖衣剥奪。
テレビでみたことあるやつだー。ってなった。
カテドラルはカテドラルなので、静かにみんな観て回ってはいるけど、磔のキリスト像(あの、十字架に手足を釘で打ちつけられて、縛られてるとこ)の前で、同じポーズを取って写真を取ってるニッコニコのアジア人観光客がいて、引く。
私神様別に信じてないけどそれはさすがに不謹慎だと思う...。
90メートルの鐘楼に登れるってガイドブックには書いてあって、でもどっから入るのかわかんないからカテドラルの中にいた警備員の人に聞いてみたら、なんか鐘楼にも上れるっていうチケットを買わないといけなかったらしい。
知らんし!
まーいーやーって再び中心部から少し離れて散策。
タホ川。いいね。
観光客の少ない場所へ少ない場所へ...と進んだ結果新しくてキレイなお店を見つけて休憩。
オサレなサルモレホ。
トレドはこういうお店がたくさんありました。
そんなこんなで帰りのAVEの時間が近づいたので、再びタクシーで駅まで戻ろうと、道すがらタクシー拾おうとしたら、つかまらない。
暫くして道端のおじさんが教えてくれたけど、広場の近くは交通量が多い割に道幅が狭いから、流しのタクシー拾っちゃダメだったらしい。
タクシー乗り場がちゃんとあって、そこまで行かないとダメだって教えられました。
知らない土地では本当わかんないことばかりです。
無事駅に着いたら、帰りのAVEは4本くらい先まで満席です。ってなってて、私は予め往復券買ってて良かった。うん。
帰りは二人席で、満席だっていうんなら隣は誰か座るんだろうと思ってたら誰も来なかった。朝に引き続き快適なAVEの旅。
マドリッド、アトーチャ駅に戻る。
まっすぐホテルに帰らず、明日遂に日本へ帰国ですから、それに向けて空港バスの乗り場を調べておかなきゃ!!って、暫く駅の中ぐるぐるした。
警備員の女性に聞いてみたけどあんまり親切とかじゃなかった(笑)。
30分くらいかかってやっと乗り場見つけた。
カマボコ状の駅舎と奥の円形の駅舎との間だった。そういえば2か月前にこんな景色観たっけね。
ホテルに戻って最後の晩餐にどこか出かけようかと思ってたのに、荷造り終わったら疲れて寝てしまった(^_^;)
翌日は遂に日本へ帰国です。