バルセロナ⑤
バルセロナ4日目について書き忘れたことが2つあったのでまずはそっから。
カサ・ミラ→グエル公園→お昼ご飯の後、多分16時半くらいかなー?に、部屋に戻ってきたら。
カードキー挿すと室内の電気点くっていう一般的なアレだったんですが、挿そうとしたら既に何かささってる…。
ネックストラップ付のカードキー…。
これは…おそらく客室清掃の方のお忘れもの、マスターキーでは…?
こんな大事な物客室に忘れちゃダメだろ…歩き疲れてるのに心底面倒、そしてどうして毎度ホテルでこんな目に遭うんだ…と嘆きながらエレベーターで下のフロントへ。
「今部屋に戻ったらこれが挿さってたんだけど…」
と、言ったら、
「そうね。このカードキーは私達の清掃員のものね」
........。
で?(笑)
謝らないスペイン人。(笑)
マスターキーなんて、私その気になれば他の部屋に侵入できちゃって、他の部屋の盗難騒ぎとか起きちゃってたかもしれないよ?!
わかってる?!
しかもわざわざ届けてあげたんですけど!
そのまま放置することもできたよ!
でも鍵ないとアンタ達困るでしょ?!
と、スペイン語で言えなかったし、
「あ、そう…返すわ」
と、言ったら
「ありがとう」
だってさ。(笑)
ありがとう、ね。はいはい。
謝られないことに慣れはじめてきたスペイン。
日本とは違いますね。
というか私自身も、グラナダの水漏れ、マラガのゴキブリというホテルうんざり事項2件が起きてなければ、そんなにもやっとした気持ちにはならなかったと思うんですけどね...。
積もり積もっちゃったよね。「またかよ!!」的なね...。
もう一つは、夜カサ・バトリョに行って、ライブ前に、カサ・バトリョのあの窓のとこで写真撮影ができるよ。っていうやつやったんです。
最初は断ったんだけど、周遊中誰かに写真を撮ってもらえるということはほぼないに等しいし、多少¥お高くてもいいや。と思って。
写真のプリントのとこの女性日本語喋ってくれた。
というか日本人だって何でわかったんだろ!!やりおる。
肝心の写真写りは、ひきつった笑顔に微妙なポージング。(笑)
まあ、そんなもんです。(笑)
さて。5日目。
実質的にはバルセロナ観光最終日です。
日本で計画立ててた時には、フィゲラスまで行ってダリ美術館もいいなーとか、カヴァ工場見学とかも楽しそうだな~。とか考えていたのですが。
この後の旅程を鑑みて、待てよ、さてはもう地中海見納めじゃね?!ということに気付く。
私は旅行と言うと必ず遊覧船的なものに乗りたがる傾向にあるのですが、スペインで船に乗ったのはバレンシア留学中のアルブフェラ湖だけだった!!
から、今日は船に乗って地中海を愉しむ!!に決定。
でもその前にちょっと遠回りして、これを観てきました。
キリンのマハ。(笑)
ゴヤ作の絵画、「裸のマハ/着衣のマハ」のパロディ彫刻のようでございます。
後ろ姿が艶めかしい。(笑)
バルセロナには、こういう面白いものがいっぱいありますよね。
さて、船だーって思って地下鉄駅まで歩いていたら、雨がぽつぽつ...。
いや船乗るって言ってんじゃん!!やめてよ(T_T)...
地下鉄を降りたら雨止んでたけど、曇ってるね...。
チケット売り場でチケットを買い、船は何時に出るの?!って聞いたら11:45だよ。って言われて、で、今何時?と思ったら11:43。
やべっ!!って慌てて乗り込む。
船は2階建てで、1階にはバーが備えられてて、バーのおじさんにまたニーハオ言われたので、ノー。って言ったら、今度はアンニョンハセヨ言われましたよ(笑)。
再びノー、私日本人よ。と言ったら、おー失礼、コニチワ!!と言っていただきました。(笑)
1階にお客さんは誰もいなく、やっぱ2階だよね。と思って2階に上がったら、誰もいないの!(笑)
えっもう出発時間だよね?!
なまら曇ってる。(笑)
本当に私一人だけで出航したらすごい!!って思ってたけど、さすがにそうは行きませんでした(^_^;)
本来は11:45発だけど、お客さんが集まるのを待ったようで、結局12:15くらいに出発したんじゃないかな。
中国人の集団が15人くらい来て、ドイツ人とおぼしき若い子たちが20人くらい来て、他にもちらほら個人のお客さんがいて、で、出発。
でもだんだん晴れてきました。
海側は晴れてて、陸側はまだ曇ってる。みたいな感じでした。
40分の遊覧です。
ぶっちゃけちょーキレイな景色が観られるとかじゃないと思う。(笑)
私は船は向かって左側の席に座ったから良かったと思うんだけど、右側はなんか港湾のコンテナとかの貨物とそれを運ぶ重機とかそういう鉄鋼的なものがひたすら続いてたし。(笑)
でも、海風を感じながら船に揺られてリラックスできて、すごく楽しかった!!
ワタクシ乗った船は右のやつです。
船を降りたら、あれ、なんかすごい晴れてる...。(笑)
この道はバルセロナ2日目にも通ったけど、地元の人にはなんてことない景色でしょうけど、こういうのが我々的にはいーなーって思いますよね。
エビ。
公園の入り口にも彫刻。
ぶらぶら歩きながらボルン地区というところまで来ました。
その昔はあまり治安が良くなかったそうですが、近年はオサレ地区として注目度が上がってるとのことです。
でもアジア人ツアー観光客全くいなくてなんかほっとする。(笑)
なんでかな。同族嫌悪的な感情が起こってしまうのでしょうか?(笑)
そんなボルン地区に何をしに来たかと言いますと。日本食。
札幌でいつもお世話になっているドンのお友達(少し前までバルセロナに住んでいたという方)に日本食のオススメを聞いて、そのお店に行くために来ました。
日本人のご主人がやってるお店。
麺が恋しかったのでヌードルスープ。
そしてお店の名前でもあるやまね巻き。
日本人が作る日本食を食べたのはスペインに来てから初めてと思います。
大変美味しゅうございました。
お料理を出していただいた後暫くお店のご主人とお話いたしました。
先日テロが起きたばかりのバルセロナですが、テロ後スリとかをやらかす皆さんが目に見えて減りました、と。
テロの発生により警察の取り締まりが以前より厳しくなったので、ちょっとした犯罪でも家族にまで取り調べが行ったりするっていうんで、鳴りを潜めざるを得ない状況と思われます。とのこと。
なるほど。
私はバレンシアの留学時代にはほとんど使ってなかったけど、周遊中は、ハンズで買った「地球の歩き方ポーチ」を常に首から下げておりました。
紙幣&カードとパスポートのコピーなんかをそこに入れて、小銭は小銭入れに入れてショルダーバッグの内ポケットに。
結局一度もスリに遭わなかったのは、このポーチ、この警戒心、そしてこの目つきの悪さ(笑)のおかげと思ってたんですが、そもそもスリの皆さんの絶対数が減っていたという要因もあったのかもしれません。
すっかり満腹になって再び街歩き。
エスパドリーユ(アパルガテラ)という底がジュートでできた軽くてカワイイリゾートシューズ。
日本から持ってきたスニーカーはちょっともうこきたなく。
日本から持ってきたサンダルはかなり履き込んだのでマラガで飛行機乗る前に断捨離。あと留学中にバレンシアのハバイアナでビーサンを買ったけど、もう9月末だしビーサンってのもなーって思ったので。
今履いてるスニーカーを捨ててこれを買って履こう!!という、完全に買う気。
シエスタ時間帯は営業していないことは調べ済みだったのですが、とりあえずお店の場所確認&どれにするか目つけとこうと思って!
手前、真ん中あたりにある白地にオレンジの花と葉っぱのやつがダントツにカワイイ!これにする!!!って決めて、ワタクシはランブラス通りへ。
ランブラス通りには似顔絵職人の皆さんがたくさんいるってガイドブックで読んでて、バルセロナ二日目にも前を通りすがってたんですが、バルセロナの記念に描いてもらいたくて!!
↑こういうイラストっぽい作風の人もたくさんいて、そっちは5分10ユーロっていう職人さんのとこもあったんですが。
私はもっとこういう↓写実的な作風の人に描いてもらいたかったので、この似顔絵職人さんに決定。
10分25ユーロ。
私の前に描いてもらってる人がいたので、暫く待って、やっと私の番。
実際よりキレイに描いてね。と言ったらその場合は30ユーロだよって笑ってた。
描いてもらってる間はスマホとか観ちゃダメ、リラックスして、でも表情を作って、角度とか指示されて、たまに渋い顔されたり、顔の方向直されたり、たまにビエンと言われたりしながら描きあがったのがこちらでございます。
観て!!ちゃんと地球の歩き方ポーチのストラップも描かれてます。(笑)
わーおうすごいね!とかスペイン語で言ってたら、日本人かい?と聞かれて、そうだよ。
と言ったら、日本人はスペイン語が上手だからすぐわかるんだ、と言ってました。
私のスペイン語が正しいわけもなく、でも私より酷いスペイン語の日本人も絶対いるはずなので、この場合の「日本人はスペイン語が上手」は「日本人はスペイン語の発音が上手」って意味かな、と思ってます。(笑)
私似顔絵描いてもらったの生まれて初めてです。大事にします。
描いてもらってる間は他の観光客の皆さんに注目されたりするので軽く肩凝りましたが、ともあれホクホク。
描いてもらった絵を持って、るんるんで先ほどのアパルガテラのお店に行ってみましたらば。
韓国人ツアー観光客とおぼしき皆さんでものっっっっっすごいごった返してて...。
もうほとんど100%買う気だったのに結局買わずに出てきました...。
いいんだ...。最後までこきたないスニーカーで過ごすんだ...。
つづく!!!