バルセロナ④
サグラダ・ファミリアのチケットは、日本にいる内から取ってプリントアウトしてあったのですが、カサ・ミラとグエル公園のチケットは取っておらず。
当日そのまま行っても入れそうではあるけど、予約した方がいいでしょうということなので、バルセロナに着いてからネットで予約致しました。
ガウディ先生の建築は単なるデザインにとどまらず、そこには必ずその機能を備えていることが特徴且つ優れているということで注目されているわけです。
カサ・ミラの屋上にある煙突群は兜を被った兵士をモチーフとしているという点は興味深い一方、戦をイメージさせるデザインは、私を含む日本人にはどんなにポップにデフォルメされていようともちょっと馴染みにくいかなーと思ったりもするのです。
と。そうは言っても面白いものは面白い。
エコロジーだとか、リサイクルだとかってことが社会問題になるずーっと前から、廃材を利用するということを実践していたガウディ先生。
こちらは遠くから見ると海藻のように見えますが、実は割れた瓶が使われていることこのお写真からおわかりいただけますでしょうか。
撮影スポットはいろいろあって、トンネル状のところから、ちょうどサグラダ・ファミリアが覗けるところがあったのですが、それこそもう人だかりで並ぶのが極端に嫌いな北海道民のワタクシはそこで写真を撮ることは萎えました。
そして、入場時間ギリギリにカサ・ミラに到着したワタクシは、全体の外観を撮り忘れる致命的ミス(笑)。
模型で勘弁してください。↓
カサ・ミラには、実は今も普通に住んでいる皆さんがいらっしゃるそうで、そういう住民ゾーンには立入禁止なのですが、カサ・ミラ完成・住民募集当時の暮らしを表したお部屋もありました。
世界遺産に住むなんて贅沢!!と思うけど、毎日これだけの観光客が出入りしていると思うと私ならうんざりして引っ越しそう。
世界遺産に住むことがどんなに名誉なことだとしても。(笑)
カサ・ミラ予定より長く滞在しちゃったぜ。というわけで、次の行先、グエル公園へ。
グエル公園は地下鉄駅からだとちょっと遠く、すごく近くまで行けるバスがあるんだけど、そのバスにはスリがたくさん乗っている上、近頃はアジア人ツアー観光客が大量にそのバスを利用して地元の皆さんが迷惑しているというテレビのニュースにもなったほどの苦情がある為、そのバスは利用しない方がいいというバルセロナのことに詳しいウェブサイトにてのらおりちゃん調べ。
スペインの皆さまは、日本人だと名乗れば大体みんな優しいけど、大抵のスペイン人は日本人とそれ以外の区別はつかないですからね...。
というわけで地下鉄から別のバスに乗ってグエル公園へ。
が、なんかわかんなくなって予定のバス停より1個早く降りちゃったみたい。(笑)
私が降りるとこ間違う時はいつもこのパターンね。
焦って早く降りちゃう。(笑)
間違ったけどもなんだかんだグエル公園到着。
スペインの全ての施設に言えることですが、このテの敷地の広い施設は、大抵いつも入口がどこかわからない問題。
セビージャのカテドラルでそんな目に遭って以来、できるだけ調べるようにしているんだけど、どんな最新記事をチェックしていても、絶対変わってるのよ...。
グエル公園も、あらかじめ調べてあった場所とは違う場所を案内されて、無駄に歩かされる。
それでもどうにか入れました。
日本語のパンフレット&グエル公園のアプリがあって、それを予めダウンロードして聴けるんだけど、あんまり聴かなかった(笑)。
グエル公園の有名なモザイク群は観てて本当に楽しいです。
でも一人じゃなくて友達とかと一緒だったらもっと楽しかったと思う。(笑)
有名なタイルのベンチのとこで私も自撮りしましたが、後から見たらものっそい人に疲れた顔して写ってた(笑)。
且つ、ベンチの半分は修復工事中でした。
自然散策ゾーンみたいなのがあったのでそっちにもちらっと入ってみました。
ひとしきり観て歩き疲れて出てから、グエル公園のショップに寄り忘れたことに気づきました(^_^;)。
まーサグラダ・ファミリアで散財したからいーちゃいいんですが。(^_^;)
帰りは、バス&地下鉄乗り継ぐ気さらさらなく、出口のスタッフに聞いて一番近くでタクシー拾えるとこって言って出て15分くらい歩いてタクシー拾ってホテル近くまで。
ホテル近くで良さそうと思ってたお店におひるごはん。
まさかの、食べたものお写真撮り忘れる現象。(^_^;)
パニーニみたいなの食べたんですが、ビールしか撮ってなかった。
このモリッツってビールはバルセロナの地元のビールみたいです。
日本でネットで海外ビールたくさん注文した時に一度飲んだことがあって、その時の記憶ではそんなに好きな味じゃないかなーと思っていたけど、本場で飲んだら違うかも!!!と期待してたけど、やっぱりそんなに好きなお味ではなかった。(笑)
普段私ビールならなんでもいいはずなんだけどね。(笑)
周遊中私は一日も欠かさずビールを飲んでおりました。
酒とバラの日々の正確なタイトルはThe day of wine & rosesだけど、私の場合はbeer&rosesですね。(笑)
一応言っときますが、留学中はもう少し真面目にやってましたよ。
夜、日本のガイドブックには載ってないステキイベント、カサ・バトリョのマジック・ナイトへ。
ガウディ先生建築(正確には改築)のカサ・バトリョの中で音楽とお酒が楽しめるイベント!!!
留学を決めたかなり早い段階からこの情報は仕入れていて、それ私絶対行きたいしょや!!と思っていて、じっくり吟味しておりました。
私はバルセロナ5泊の予定ですから、どの音楽を聴くかの選択肢が5種あったわけです。
フラメンコギターちっくなトリオの日もあったけど、フラメンコギター的なものってバルセロナのものではないし、バルセロナで観るならおっさん3人のギターより美しいR&B女性シンガーの歌声の方が私には魅力的に感じましたので、予め地元札幌にて、ブラックミュージックに造詣の深いエルマンゴのともさんにも相談して決めましたマルガ・エムバンデというシンガーの日に決定。
35ユーロでカサ・バトリョの観覧&ライブ&2ドリンク付。
私は、これを理由にカサ・バトリョから近いホテルを取りました。
20時開場で、21時ライブスタートまでにカサ・バトリョを自由に見て歩きなさいよ、ってことみたいで5分くらい前に着いたら既にすごい並んでた。
スペイン、意外とオンタイムだなーと思います。
交通機関にしても、こういうのにしても。
並んでいたら、係員の人がチケットをチェックしに来て、ゴールドのシール貼られた。
ドリンクチケットの代わりみたい。
世界遺産も意外と原始的なんすね。(笑)
いやなんかね、そのマジック・ナイトの人たちはみんな同時に入場するから、21時までは自由に観ていいと行っても、混み過ぎてあんまりゆっくり観られなかった。
それが残念ではあるけど、映像を兼ねたオーディオガイド(日本語)がすごい面白かったの。たとえばこの画像の上のライトのとこからウミガメがうにょ~んって出てきて泳ぎ去ったりするの。
意味わかんないですよね。(笑)
説明できないのでカサ・バトリョ行ってください。(笑)
人が多すぎたためにあまりいい写真も撮れませんでした(^_^;)。
ライブ終了前にショップは閉店するので、何か買いたいなら先に買いなさい、と入口で言われてて、早めにショップに寄ったんだけどナゾの物欲減退で結局何も買わなかった。ナゾ。(笑)
ともあれ上に上がったら、なんかもーウェルカム・ドリンク用意されてて、ミモザかカヴァかの選択肢だったのでミモザで。
グラス持ちながらデジカメ持ちながら歌聴くって結構大変ですけど、マルガちゃんの歌声はステキでした。
あんまりマニアックなこと言っても誰もわかんないのでここでは説明しませんが、私が中学生の頃に聴いてたグループの曲をカバーしててね~。
それがたまらなく良かったんですよ。
ライブを観る為の良い位置につけてたけど、グラスも空になったし、カウンターまで行かないとおかわり注文できなかったので場所は他の人に譲ってカウンターへ。
戻ってきて後ろの方でライブ観てたら、リアルLの世界カップルがいて釘づけになってしまった(笑)。
エリンとポーシャのカップルを若くした感じ?
ショートヘアーにパンツスーツのエリンみたいな人と、ワンピースでロングヘアーのポーシャをブルネットにしたみたいな人がずーっとお互いの体に触れあいながらライブ観てました。
さすがスペイン。
日本でレズビアンカップル観たことなかったのでガン見しちゃいました。(笑)
ライブが終わって、意外とみんなあっさり帰ってる?私はつかつか歩いて行って、マルガちゃんに話しかけて一緒に写真撮りましたよ!!!
めちゃくちゃなスペイン語だったと思うけど優しかったマルガちゃん。
ルーツはギニア、生まれはバルセロナでR&B歌ってるってかなり大変な気がします。
遠くからですから応援したいと思います。
すっかり夜ですが、まっすぐ帰りたくなく、カサ・バトリョからホテルまでの道になんかいいお店ないかなーって探したんだけど見つけられず。
再びホテルのバーへ。お客さん私だけだった。(笑)
カヴァと、エビのカクテル風を注文したら、前に食べたことあるデパ地下に売ってるエビのサウザンアイランドソース和えをそのまま皿に移しました、みたいなのが出てきた(笑)。
バレンシアにいる時に一度買ってあんまりおいしくなくてちょっと食べて捨てたやつ。(笑)
まー。低層階にあるバーってのはそんなもんですよね。
3口くらい食べて残しました(笑)。
それでもこの日もとっても楽しい夜でございました。
オサレして夜おでかけってのも周遊中はなかなかできなかったですからね。